出典:菜園ラボ
- 無駄な実がなくなり収穫量が増える
- 低温期や雨など天気が関係ない
- 蜂など虫や風の受粉に比べて成功率が高い
- ハウス栽培でも確実に効果を発揮
人工授粉のメリットは授粉の確率が高くなるので収穫量が増える事です。通常は受粉を蜂等の虫が行いますが、雨や低温が続いて虫の活動が鈍いと受粉がうまくいきません。
また雨が降っていて受粉した花粉が流れてしまう可能性がある時にも人工授粉は有効です。
ビニールハウス内などは虫が少なく風もないので、虫にや風よる受粉を期待できないので人口受粉がおすすめです。
人工授粉の方法
- 筆を使う
- 綿棒を使う
- 花をそのままむき出しにする
- 花粉を水に溶かしてスプレーする
一つ目は筆を使う方法。100円ショップで売っている丸い筆で十分。書道の筆は固いので、絵を描く筆や化粧用の筆を使います。
野菜の種類毎に筆を変えたほうが良いのかと悩みますが、特にその必要はありません。耳かきの先端のフワフワ部分の梵天(ぼんてん)でも大丈夫です。
二つ目の方法は綿棒です。綿棒のメリットは使ったら捨てられるので便利ですが、先が固いので筆の方がまんべんなく受粉できて確率が高くなる気がします。
筆など使わず雄花(おばな)をちぎり花びらを外して、花粉がついている先っぽを雌花(めばな)に直接つけて受粉させる方法。
イチゴは筆で人工授粉するのがおすめで、この方法は一般的にやりません。
溶液受粉は、キウイフーツならびにニホンナシ等、花粉を懸濁した溶液をスプレー等で柱頭に散布することで受粉を行う方法で、受粉作業の省力化を目的として開発された技術です。
人工授粉が必要な野菜
- ズッキーニ
- トウモロコシ
- かぼちゃ
- イチゴ
- スイカ
- メロン
- マクワウリ
人工授粉がいらない野菜
- トマト・ミニトマト
- きゅうり
- ナス
- ピーマン
- インゲン
- 枝豆
人工授粉がいらない野菜は、一つの花の中に雌しべと雄しべがある(自花受粉が出来る)ので風がふけば勝手に一つの花の中で受粉して実をつけるので人工授粉が不要です。
トマトトーン
効果がある野菜
- トマト・ミニトマト
- ナス
- しろうり・ズッキーニ
- メロン
「トマトトーン」という植物成長調整剤である農薬があります。
着果促進にすぐれた効果があり、受粉しにくい低温時など天候不順の際の着果も安定させる事ができます。トマトなど100%着果するので収穫量が増えます。
「希釈が必要ないそのままかければOKなスプレータイプ」と「自分で水で原液を薄める希釈タイプ」の2種類があります。