出典:スイカの育て方
スイカは受粉した日から35日~40日、植え付けをしてから85~90日 ほど経ったものが、収穫に適していると言われています。
この日数は、大玉スイカと小玉スイカでも少し差がありますし、品種や栽培環境によっても違ってきます。
種の入っていた袋や、苗についていたタグなどに、品種と収穫日数が記載されていることが多いのでチェックし、授粉日を記した札を果実のつるにつけておくと便利です。
実のついた場所のすぐ近くに、巻きひげが生えています。
この巻きひげの状態によって、熟しているかどうかが分かります。
巻きひげがまだ青く軟らかい場合は、熟していませんので少し待ちます。
巻きひげの付け根まで、すべて濃褐色になり、硬くなったら、いよいよ収穫適期です。
スイカが熟しているかどうかを確認するのに、昔から使われている方法は、スイカを叩いて音を聴くことです。
叩いた時の音が、高い音だと、まだ未熟な状態で収穫には早すぎます。
逆に鈍い濁ったようなボンボンという音がした時は、熟しすぎています。
ポンポンと澄んだ音が鳴ったら、ちょうど収穫のタイミングです。
この方法は、実際に試してみると、かなり難しいです。
未熟な状態のときに叩いてみてどんな音がするのかを確認しておくと、数をこなせば、聞き分けやすくなります。
実のついた部分の周りに生えている葉が、だんだんと枯れてきたら、実も熟してきています。
葉だけでなく、スイカの実をつなぐつるも、役目が終わったサインで、だんだんと枯れてきます。
スイカの実のお尻に「へそ」のような薄茶色の部分があります。
この部分は、熟してくると少し大きくなる傾向にあります。
まだ実が小さいうちから「へそ」を観察しておき、大きくなった頃を見計らって収穫しましょう。