写真を撮っておいて本当に良かったです。
白い花が咲いていましたので種もとれるようですが、繁殖は株分けが一般的のようです。
注:これはノブキです。
先月20日前後の頃だったと思いますが山菜の一部挿し木(挿し芽)を開始。
先日確認したところ頂芽挿し5本中5本とも発根確認。
トチバニンジンは北海道から九州に分布する多年草。落葉広葉樹林など、明るい森林の樹林下に生育する。地下に横に這う茎がある。地上茎は直立して高さ20~40cm、頂端に3~5枚の葉を輪生させる。葉は5つ(3~7)の小葉からなり、同じ科のコシアブラとよく似ている。葉の質は薄く、無毛。6月後半頃から花茎を出し、3mm程度の小さな花を多数あつめた球形の花序をつける。夏に果実は赤く熟すが、枝の花序はすべて雄花なので、果実の稔る花序は頂生の1つだけである。
● シドケは、収穫すると即 しなびてしまいますが、3日ほどは生きているみたいです。 根がついていなくても茎挿し・挿し穂でつきますので、新鮮なシドケ(太めがよい)を用意したら30分~1時間ほど水に浸すこと。
● 挿し穂の時期 5月~6月
栽培場所は、日陰で黒土の場所に腐葉土を20~30%混ぜておき、 科学肥料や肥料分の強い物は使用しないこと。 土地のない方は大きめのプランターでもいいです。
● シドケを、1本そのまま横に伏せて(2~3cmの深さ)葉を出して植え込み、葉が大きいようなら葉の3分の1~半分ほど切り取る。 または、シドケを穂先の3分の1を使い、下葉は取り除き芯葉を残して縦に挿す。残り3分の2は食用にしてもいいです。
穂先はその年に伸び、茎葉の方は葉の付け根から翌年に発芽します。
● 必ず日陰にして、土を乾燥させないよう時々水やりを忘れないようにする。
高山の沢沿いや雪深い地域など、冷涼で湿潤な場所を好み、4~6月頃に若芽(若い茎)を摘んで食します。葉柄の付け根が茎を抱いているのが特徴で、葉の形がヨブスマ(ムササビやコウモリのこと)が飛ぶ姿に似ていることが、名の由来の一説とされています。
僕が採る地域のものは、葉の形などからヨブスマソウの変種といわれる、イヌドウナではないかと思いますが、近隣地域ではヨブスマソウとして売られていることが多いようです。これらの種の同定は調べた限りどうも曖昧で、これといった同定法が思い当たりません。茎を抱かないものもあるようだし、数種が混生している可能性も考え、当サイトではヨブスマソウ類として表記するに留め、深くは追求しない(できない)つもりです。
また、この他にコウモリソウなどの種類があります。地方名が多いのも特徴で、中空の茎を折った時に出る音から、ホンナ、ドホイナなどと呼ばれたり、ウドとフキを足したような風味からウドナ、ウドブキなどと呼ばれたりします。ちなみに当地ではウドブキまたはウトブキと呼ばれています。
その味は、前述の通りウドとフキを足したような風味といわれていますが、春菊に似ているという人や、モミジガサに似ているという人もいます。僕はモミジガサにかなり近い風味だと思いますが、それよりも清冽で抜けの良い風味だと思います。食べ方としては、さっと茹でてお浸し、和え物、汁の実、きんぴら風、生のまま天ぷらなどにしますが、クセや苦味が気になる場合は、茹でてから十分水にさらすといいでしょう。クセのある風味なので嫌う人もいますが、我が家ではいかにも山菜を食べている感じがするので比較的好評な山菜です。 2002.10記 2005.06追記
【参照先不明】
ナルコユリは葉の開かない若芽を食しますが、よく似た紛らわしい植物があります。その一つであるアマドコロは、茎に稜のあるので区別しやすいのですが、毒草のホウチャクソウとは間違いやすいかもしれません。
根を掘れば地下茎であるナルコユリに対し、ホウチャクソウは普通のひげ根なので区別できますが、ナルコユリもアマドコロやユキザサ同様、一度採取すると翌年まで芽が出ませんので、地上部位での同定に自信がない場合は、むやみに採取したり根を掘ったり、踏んだり蹴っ飛ばさないないことが大切です。
また確実性に欠けますが、茎を切って青臭く不快な匂いならホウチャクソウで、あまり臭くないのがナルコユリという判別法もあるようです。他にもバイケイソウ類やチゴユリといった毒草と間違える場合もあるので注意が必要です。ユキザサとも似ていますが、ユキザサは葉に細毛があり(ほぼ無い種もある)、筆状の若芽の中にある蕾が、ブドウのように粒々が集まった形をしているので判別できます。
アマドコロとは違い樹下を好み、その味は「山アスパラ」と形容されているようですが、アスパラ好きの私としては食感も風味もちょっと違うと思うので、ナルコユリはナルコユリの味でしかないと思います。アスパラよりも「山菜!」って感じが強い風味で、お浸しが我が家の定番です。
トトキとも呼ばれ若芽を食用とするが、「山で美味いはオケラにトトキ・・・」とうたわれるほど美味く感じないのは私だけだろうか? 「山菜なんて草だよ草!雑草!!」と身も蓋もなく言う人がいるが、正直、私自身も山菜のなかには「草だよね」と感じるものが幾つかある。そんな中の一つがコレなんだけど・・・と言ってはカワイソウか・・・。
多分まだ食べ足りないんだよ。クセがあって食べられないわけではないし、美味くも不味くもないってだけだから、料理法によっては美味いよ、きっと・・・。茎を折ると白い乳液が出るのが特徴なので、皆さんも機会があったらお試しあれ。