薬効
痔 打撲傷
分布生育場所
科名:ゴマノハグサ科/属名:キリ属
和名:桐/学名:Paulownia tomentosa
日本全土、朝鮮半島、中国東北部、華東、華中、西南に分布、各地で栽培
見分け方・特徴
キリ(桐)は、樹高10~12メートル、樹皮は灰色、縦に波うったような模様が見える葉は、大型で長い柄がありハート形~2~3浅裂して先端は尖る
花は、5~6月に花穂を伸ばして、5~6センチ、円錐状の淡紫色の花を多数つける 果実は、さく果で卵形、淡茶色で先端が尖る
採集と調整
樹皮、葉を随時採取して天日で乾燥する
果実、木質部、根、根皮も採取して天日乾燥して用いるという
薬効・用い方
痔には、乾燥した樹皮、葉を、1日量10~20グラムを水0.5リットルで半量まで煎じて、3回に分けて服用するというまた、痔、打撲傷などには、煎じた液を患部に塗布する
乾燥した果実は、気管支炎などに適量を煎じて服用するという木質部は、乾燥して煎じた液を、打撲の足の腫れなどに塗布する
根・根皮は、乾燥して煎じた液を、リューマチなどの足の痛む患部に塗布する
その他
名の由来は、キリの木の枝を切っても、すぐに芽が出てきて、きりが無いという生態から、キリになったという
桐(きり)は、吸湿性に富み、軽く加工しやすいことから、材部分は、家具、工芸品、楽器、下駄などに用いられる古くは、樹皮を染料として用いたという
桐は、生命力が強く、生長が早いので繁殖は、挿し木、葉押し、種子などで容易に栽培ができる
【参照先不明】