出典:大王わさび農場
わさびの毒消し作用は昔から知られており、将軍や貴人の食卓に欠かせない食材でした。現代では、食中毒の原因菌として恐れられるO-157などに対しての優れた抗菌性が立証され、天然素材の食品添加物として新たな用途に利用されています。また脳血栓や心筋梗塞を防ぐ作用や、制ガン作用など医学的効能も見逃せないと言われています。
わさびの葉は葵(あおい)に似ているため、「山葵」と書きます。捨てる部分がなく、葉から白根の先まで利用できます。
香草を総称してハーブと呼びますが、わさびはオリエンタルハーブの代表と言っても過言ではありません。原産国は日本。学名は『wasabi a japonica』鼻腔にツーンとくるあの刺激は他のハーブには見られないわさび特有の物です。
※取り除いた茎は細かく切って、味噌やマヨネーズにまぜてお召し上がりください。ツーンとしたわさび味噌・わさびマヨネーズをお楽しみいただけます。
豊富な清流を利用して栽培。栽培様式は色々ありますが、大王わさび農場では平地式と呼ばれる方式で栽培してます。平地式は大きな川の近くの平坦地を数メートル掘り下げて、伏流水の湧き出る所に砂で畝を作り、畝の両側にわさびを植えつける方法です。年間を通して水温が高くならないことが条件で、真夏に直射日光を避けるために緑蔭樹を植えたり寒冷紗で覆ったりしています。
沢わさびとの区別は、栽培上の相違です。直接流水を用いなくても比較的湿気が多い、夏涼しい土地に育てた場合を畑わさびと呼んでいます。畑わさびの中の窒素の含量は沢わさびより多く、品質は沢わさびに劣り取引価格も安い。しかし、開畑に要する費用が少なく、栽培も比較的容易であるといる利点があります。
主にヨーロッパ北部(フィンランド地方)で栽培され、根茎をうすく切ってローストビーフの付け合せとして使ったり、ソースにおろしこんで魚料理に使ったりします。その昔、日本にも明治時代初年にアメリカを経由して入ってきたが、日本料理に合わなかった為、あまり普及しませんでした。現在は北海道,長野県,福島県その他の高地に主に栽培されていて、粉わさびの原料として使用されている。春期に植え付け、収穫まで7~8ヶ月かかり11月以降、葉が黄色くなってから機械で収穫をします。主に根茎を使用します。
西洋わさび粉と洋がらし粉を混合し特殊な加工をしたもの。